一般に自走する組織が強い組織と言われます。では自走する組織とは具体的にはどういう状態でしょうか。
組織の最小単位は係やチームではなく、もっと分解すると人になります。法人も個人も人という文字が付いています。となると自走する組織とは個々人が自走している、言い換えれば個々人が自律的に行動している状態ということができます。
「自律的に行動する」とは誰かに指示・命令されて動くのでははく、自らの意思で勝手に行動している状態です。勝手にといってもバラバラに行動するのではなく、全体として最適な状態に向かって行動するということです。 自律神経は脳が指示を出さなくても循環器、呼吸器などを最適な状態に制御するような働きをしますがそのイメージです。
では、メンバーが自律的に行動するためにリーダーはどのような組織マネジメントをすればいいのでしょうか。
「他人は変えられない」という言葉があります。馬を水飲み場へ連れて行くことはできますが、水を飲むか飲まないかを決めるのは馬自身です。首根っこを掴まえて無理やり飲ませようとすると馬は悲鳴をあげて暴れるでしょう。
人のやる気スイッチが肩口あたりにあればリーダーは簡単にスイッチを入れられるでしょう。しかし、やる気スイッチは心の中にあります。そこに無理やり手を突っ込んでスイッチを入れようとしても部下は反発するだけです。リーダーの指示なのでもしかしたら行動はするかもしれませんが、やらされ感で行動するだけでモチベーションは低い状態にあります。
ではどのようにすれば部下は自律的に行動するようになるのでしょうか。答えは「自律的行動を促す環境を作る」ことです。先程の馬の例え話でいうと水飲み場という環境に部下を置くことなのです。
「自律的行動を促す環境を作る」とは具体的にどういうことなのでしょうか。
「他人は変えられない」VS「マネジメント次第で人は変わる」。一見矛盾する命題ですが、講義ではマインドマップを用いてマネジメントを要素分解し、本質をご理解頂くことによりこの矛盾を解消致します。そして自律的行動を促す環境とは具体的にどのようにして作るのかを分かりやすくご説明致します。
仕事の価値とは何か、セルフコントロールはどのようにすればできるようになるのか、どうすれば自分を磨くモチベーションを維持できるのか。入社間もない若手社員だけでなく、幅広い層でこのようなテーマに直面し悩んでいる人は多くいます。いずれもポジティブ思考、自己肯定感といったキーワードが鍵となります。
講義では一つ一つのテーマを要素分解し、どうしてポジティブ思考が必要なのか、ポジティブ思考になるためには具体的には何をすればいいのかを分かりやすく解説致します。さらに、ディスカッション、ワーク等を多く取り入れており、すぐに実践したくなるマインドになるようにサポート致します。
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